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CrossTalk

02

電力の安定供給を守れ!
アンローダの
復旧工事を完遂

2022年3月16日の深夜に発生した福島県沖地震の影響で、お客さまに納入しているアンローダとコンベヤ設備が大きく損傷。発電所の運転が停止する中、電力の安定供給に向けた早期復旧を目指しました。

※所属部署は2026年取材当時のもの

営業統括部 中部営業所 2018年入社 経済学科卒

S.U.

知識ゼロから営業に挑戦し、周囲の温かいサポートに支えられ、気付けば自社製品のファンに。現在は電力・造船・港湾向けの営業を担っており、今後は後輩育成や、未開拓分野への営業に挑戦したいと考えている。

メンテナンス統括部
工事・サービス部
電気グループ
2012年入社 電気電子工学科卒

T.U.

学生時代は電気電子工学科を専攻。「大きな機械を扱いたい」という思いから転職を経験。現在は電気設備メンテナンス業務をマネジメントし、26年に参事へ就任。社会インフラを支える仕事に日々誇りを感じている。

メンテナンス統括部
工事・サービス部
機械グループ
2010年入社 経営学部卒

R.S.

経営学部出身。文系から現場監督へ。全関係者の思いが詰まった製品を最終納入する「最後の砦」を担う。家族に誇れる製品に携わることが喜びで、将来は欧米諸国への弊社クレーンの納入を夢見ている。

メンテナンス統括部
エンジニアリング部
機械技術グループ
2007年入社 機械工学科卒

K.O.

現在は納入した運搬機械のライフサイクルに関わる機械設計を担いながら、クレーン中古転売事業の立ち上げも牽引。将来おじいちゃんになった時、自分の関わったクレーンを見て誇りを感じるのが密かな楽しみ。

Talk
Theme

チームで生んだ高い技術力が、
お客様からの信頼に変わった

アンローダの早期復旧プロジェクト。
それぞれの役割を担い、無事、納期までの工事を終えた4人に、
乗り越えた難題や、経験を経て得た気づきを振り返ってもらいました。

Section01

プロジェクトの発足経緯や概要、皆さんの役割について 教えてください。

2022年3月に発生した福島県沖地震の影響で、TISの連続式アンローダが倒壊寸前の状態になってしまったんです。アンローダは石炭を船から荷役する機械なので、これが使えないとなれば、電力の安定供給が難しくなってしまう。夏の電力ひっ迫となれば人命にかかわるので、いかに早期に復旧できるかが、プロジェクトの大きな使命でした。僕は機械の現場監督として、約1年半、現地に駐在しました。

僕は電気領域の現場監督としてR.S.さんと同じ立場でプロジェクトに参画することになり、地震発生の翌日には現地に向かいました。状況を目の当たりにして「これは大変なことになった!」と呆然としましたが、すぐに、絶対にみんなで何とかするんだ、という思いが湧き上がってきましたね。

地震発生当時、僕は営業を担当していました。入社4年目で初めての災害復旧工事に携わることになり、当初は次々と出てくる課題に必死だった記憶しかないです。工事の仕様決定や見積作成などやるべきことが次々と出てきて、“早期復旧”というミッションに緊張感がありましたが、チームのみんなのプロフェッショナルさと「やってやるぞ」という前向きな雰囲気にいつも支えられていました。

僕は、このプロジェクトの前まで、同じお客様宛に新規機械の据付工事で1年ほど現地駐在していたんです。無事納品して、お客様から「ありがとうございました!」と盛大に送り出してもらい、ほっと一息ついていたら、すぐに震災が発生。戻ったときは「また来てくれたんですね!」とあたたかく迎えてくれました。状況は深刻でしたが、お客様との関係性がとても良好だったのが、プロジェクトの明るい雰囲気につながっていたと思います。

僕は当時ほかのグループにいて、現場は大変そうだな…と他人事だと思っていたら、急にプロジェクトメンバーに呼ばれたんです。ええ!と戸惑いつつ、連続アンローダについて急いで勉強しました。R.S.さんの豊富な経験と迅速な判断に必死でついていきましたよ。

いやいや! K.Oさんは機械設計者として様々な難工事の経験があったから、必要な戦力だったんですよ。

Section02

復旧工事を進める中で
立ちはだかった壁とは?
それをどう乗り越えていきましたか。

一番大変だったのは、前例のない施工方法で進めたことでしたね。

早期復旧がまず何より重要なミッションとして、比較的損傷が少なかったアンローダの工事を進めて、1か月後には通常稼働できるようにという目標で動き始めました。その際、安全性の確保のために、損傷の激しかった別のアンローダを発電所内の別の場所に移動させる必要があり、巨大なクレーンでアンローダを吊り、空いている敷地内に置くことになったんです。

そうそう。アンローダは1機1100トン以上の巨大機械なので、普通のコンクリート地面に置くと陥没のリスクがあります。そこでまずは、アンローダの重量に耐えうる地面の工事を終え、準備を整えた上で仮置きし、お客様の操業優先で被害の小さかったアンローダの応急処置を進めていきました。

現場が急ピッチで復旧を進める中、僕はお客様と工事の方針を固め、仕様や契約内容の交渉を進めていました。するとお客様から「設備の安定稼働のために、損傷の激しかった別のアンローダの工事を行い復旧させたい」というご要望をいただいたんです。当初の工事工程には入っていなかった難題が降りかかってきて、「ではどう直していこうか」とチームで議論が始まりましたね。

損傷が激しかったアンローダを確実に修理して、最終的にはクレーンで吊ってもとのレールの上にまっすぐ置かなくてはいけません。決められた復旧期限があるうえに未経験の事態という状況だったためどう工事を進めていくか、部品をどう交換していくかの手順は、何度も検討を重ねました。

高さ13メートル、幅20メートルの大きさのものですが、作業過程では数ミリでもズレがあってはいけないですからね。本来は設備の整った工場でやるべき工事を、海風にさらされた屋外でやるので、部品がサビてしまうなどの課題もありました。

メンバー一丸となって、それぞれの領域で経験やスキルを発揮して解決していきましたよね。僕が一番緊張した場面は、工事を終えた損傷の激しかったアンローダをもとの場所に戻すとき。波のうねりの影響を考慮し、軌道を修正して無事着地できたときの安堵感は忘れられません。

クレーンで吊る、と一言で言っても、波が少しでもあると、吊られたアンローダがびっくりするくらい揺れるんですよね。あのときは、吊り上げ運搬が可能なコンディションが整うまで、ひたすらずっと待ちました。

そうでしたね。毎朝5時に海の状態を見に行って、「今日は移動させられるか」と検討するのですが、その週は1週間もうねりが安定しなくて…。藁にもすがる思いで地元の神社にお祓いに行ったら、翌日、ぴたっと波が止まったんです。「すごい!信じられない!」とみんなで歓喜した、今となってはいい思い出です。

Section03

このプロジェクトの経験を通じて
得た学びや気づきとは?
これからの挑戦をどう次に
つなげていきたいですか。

発電所は都心から遠く離れていますが、実際は首都圏とも送受電を行い、広域のインフラを支えています。設備が壊れてしまったら、東日本大震災の時に東京でも計画停電が実施されたように皆さんの生活にも影響が出てしまいます。震災は、また必ず起こるもの。だからこそ、広域での大規模停電を未然に防ぐという、ライフラインを支えるノウハウや知見は、インフラ業界全体で大事にしていくべきものだなと改めて感じています。今回のプロジェクトで検証し挑戦した工法はぜひ継承していきたいですし、次はもっと迅速に対応できるように営業としての対応力を含め、技術をつなげていけたらいいですね。

カッコいいなぁ! めっちゃいいこと言う!

ありがとうございます。
営業なんで、いい感じでまとめさせていただきました(笑)。

そのカッコいい流れで続けさせてもらうと、普段は一緒に仕事をしていないメンバーがそれぞれの専門分野を持ち寄って動いていけるのが、TISの素敵なところだなと改めて感じましたね。スピーディにプロジェクトを組成して集中的に対策をするという社内の土壌があったことは、とても大きかった。このカルチャーは、これからの若い世代のメンバーにも大事にしていってほしいです。

そうですね。今回、電力ひっ迫を起こさずに無事プロジェクトを終えたことで、日常を支える重要な仕事を担っているんだと強く感じることができました。このプロジェクトに関われたことは、これからも技術者としてキャリアを重ねる中で、大事なターニングポイントになるだろうと思っています。

僕は施工の立場として、その後も損傷した機械を早急に復旧する工事に携わりました。そこでいつも思うのは「できないはありえない」ということ。どんな状況でも諦めない気持ちが大事と思ってきました。誰もが復旧は無理なのでは…と思う現場でも、チームワークがあれば乗り越えられるんだなと、今回のプロジェクトで実感しました。インフラを支える一員としての責任感を一層強く意識するようになりましたね。

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